平成30年度
中川芳久さん
男性・50代
不動産とは関係ないメーカー勤務ですが、50歳を超えて今後の人生設計を考えた時、何か資格を取得し定年後も資格を生かした仕事をして収入を得るための準備を始めるには今しかない、と考えたのがきっかけでした。もともと不動産には興味があったのでこれなら勉強が続けられる、と思ったのですが現実はそれほど甘くなく、3度目の受験での合格でした。
一年目は独学でしたが仕事の忙しさにカマかけ夏になる前に諦めてしまい受験だけはしたものの全く歯が立たず。勉強を続ける外的な環境が必要と考えた二年目は大手の専門学校へ通いましたが、大教室で100人を超える人が受講する中、授業は淡々と進み、暗記項目は”語呂合わせ”のプリントが配られるのですが記憶力も衰え始めた私には”苦痛”に感じられ、結果二年目も不合格でした。
あと一年だけ頑張ってみようと背水の陣で挑んだ三年は更に環境を変えようといろいろ調べる中、”全クラス少人数制”のTOP宅建学院の体験を経て入学を決めたのは2月末でした。
20人も入れば一杯になりそうな教室には程よい緊張感と講師の先生にいろいろ質問もし易い環境があり、講義内容も”語呂合わせ”よりは”なぜそうなのか”を説明して頂くことが多かったので、一旦”なるほど!”と腑に落ちると、むしろ語呂合わせより記憶に定着するのが早い気がしました。それでも”理屈ではなく記憶するもの”はどうしても多く不安になりましたが、講師の先生が「まだまだ焦ることはない、これは10月21日の午後1時(平成30年度の本試験開始時間)までに覚えれば良いこと」と言ってくださり、スッと気持ちが楽になりました。実際に試験前の数日は勤務先から有給休暇を取り集中して暗記に費やしなんとか覚えることができました。
TOPの授業の後半は答練が中心で数多くの問題を解くことで重要項目を記憶に定着させ、ひっかけ問題のパターンにも慣れることで自信をもって試験に挑む事ができ、また本番での時間配分も組み立てることができました。本番の直前まで目を通していた(自分にとって一番暗記し辛かった)5問免除問題(46番~50番)を先に解いてしまい、その後、比較的自信のあった宅建業法(26番~45番)を解くことで気持ちを落ち着かせて残りの問題にあたることができたのも、何度も何度も本番さながらの答練を繰り返しやってきたからだと思います。答案の返却時に上位成績者の名前を読み上げて下さり、時々自分の名前も呼ばれたことがあり、それも自信に繋がったかと思います。又、仕事を持つ中で受験勉強の為の時間を確保することが最大の課題でしたが、”寸暇を惜しんで過去問を解く”ことが重要かと思い、通勤時間など限られた時間を使って二度三度とTOPの問題集や市販の過去問集を繰り返し解く事だけに集中したのも良かったかと思います。
勤め先の定年まではあまり時間はありませんが、その後の人生の為にも資格を生かして今できることに取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、TOP宅建学院の先生方には大変お世話になり、有難うございました。